こんにちは、社員Sです。
今回紹介するのは神戸市中央区新港町にある神戸海軍操練所跡地です。
元治元年(1864年)に勝海舟の進言で開設された神戸海軍操練所は、幕末の志士の象徴的存在である坂本龍馬、維新後に外務大臣として不平等条約改正に携わった陸奥宗光、初代連合艦隊司令長官の伊東祐亨ら、後に各界で活躍する人物を輩出しています。
海軍操練所ができた頃の神戸は小さな漁村にすぎなかったそうですが、勝海舟は地元の人に「いずれ大きな町になるから土地を買っておくと良いよ」と話していたと言われています。その予言通り神戸は大きな街に成長を遂げましたね。
この操練所跡地、かつては上の画像の碑だけ(?)が建っていたものと思われます。
碑には昭和29年(1954年)と刻まれています。
船の錨や書物を模した碑は昭和43年(1968年)に建てられたようです。
錨には「兵庫県政百年記念」と書かれています。
元々あった石碑に加えて大型の碑が追加された1968年は、坂本龍馬の生涯を描いた司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」(この作品では竜馬と表記される)を原作とした大河ドラマが放映されていた時期と重なるので、今で言う聖地巡礼に来るファンのために建てられたのかもしれません。
旬なうちに時流に乗っかっていくというのは大事です。
こういうものがあるだけで観光資源になるので、聖地の演出は積極的にやるべきですよね。
例えば、ロンドンのキングズクロス駅などは「ハリー・ポッター」で魔法学校行きの列車が発着する駅として描かれたことから、「PLATFORM 9 3/4」と書いたプレートを掲げただけで海外からの観光客がやってきます。
世田谷の「サザエさん」、葛飾の「こち亀」、新潟の「ドカベン」、鳥取県北栄町の「名探偵コナン」、米子の「ゲゲゲの鬼太郎」等、漫画やアニメのキャラクターの銅像を見に行くファンも多いでしょう。
そう考えると、実在の人物である龍馬ゆかりの地は神戸の宝と言えます。
坂本龍馬関連のスポットは高知や京都にはいくつもありますが、神戸では貴重です。
神戸を訪れる龍馬ファンの方には是非足を運んでいただきたいと思います。
次回更新もお楽しみに!
神戸マイナー名所探訪記の過去記事はこちら!
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